小型株投資の日記

株式投資の記録

デフレの番人

 日本銀行 デフレの番人 岩田規久男著 を読んでいます。
 
 注目したいデータ、グラフから読んでいるので若干誤差があります。
 

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 FRBは超過準備を大量に供給して、予想インフレ率と示していませんが実際のインフレ率をコントロールしていることが分かります。日銀はデフレにコントロールしています。
 
 
 次に金融政策に対する考え
FRB
 長期的なインフレ率は主として金融政策によって決定される。したがって、FOMCFRBの金融政策を決定する委員会)はインフレの長期的な目標を明確にする能力を持っている。(12年1月)
 
●日銀
 不良債権がデフレの原因(速水)、構造改革の遅れがデフレの原因(福井)、生産年齢人口の減少による成長力低下がデフレの原因(白川)
 デフレ脱却のためには金融政策以外の様々なものを解決する必要があります。最後に日銀の政策について、ごく簡単に説明します。(白川)
 
 
 FRBは安心感があります。日銀の主張するデフレの原因は国際比較すると誤りであることが証明されています。日銀は金融政策以外のありとあらゆるものが悪いと主張しているが、「あんたの仕事は何なんだ?」とツッコみたい。
 もちろんFRBだけでは無くて、他の中央銀行もインフレ率について責任を持ってコントロールしていると言えます。
 
 ○○大学の経済学者とか、○○証券の上級エコノミストなどの偉そうな肩書きの人たちの中には、日銀のいう事を妄信している人が大量にいますが、どうなんですかね?一般の人が日銀のいう事に耳を傾けるのは、仕方がないかも知れませんが、エコノミストでコラムを書いている人たちは不勉強すぎるんじゃないかと思います。
 
 
 しかし、日銀は間違った金融政策を10年以上続けてきているので、今さら正しい政策を取れるのか疑問。日銀法の改正に踏み込み、インフレ目標を義務付ける必要があるかも知れません。