小型株投資の日記

株式投資の記録

4/12 わが投資術

 清原達郎氏の「わが投資術」を読みました。この方は最も有名な投資家の一人。

 割安小型成長株投資で大成功をおさめ、個人投資家にも熱心なファンが多かったと思う。割安小型株の他には、REITメガバンク、幾つかの空売りで成功を収めている。

 ヘッジファンドであったというのもあって、投資スタイルは必ずしも一貫しておらず、模索しながら変化していったよう。この投資手法の変遷は個人投資家的な自由さがあったようにも見えるが、個人では真似できない手法も多い。

 

 個人投資家が使える手法は、やはり割安小型成長株。好業績で低PERという一般的なことに加えて、経営者やネットキャッシュを重視。

 

 ただ、近年は割安小型成長株を含む小型株全般が散々だから、優位性があるかは分からない。PER一桁から利益が倍になって、倍になって、さらに伸びるならば、流石に上がるが、そういうのは稀。標準的には増益して、PERが切り下がって、ちょっと悪いと投げられるの繰り返しだったりする。

 

 

 グロース(旧マザーズ)銘柄については、これまで一度も割安になったことは無く、中身が冴えないのに高PERで最悪だと仰っています。確かに前は本当に酷かったけど、今はかなりマシになっているんじゃないかな。

 自分の持っている所だと、ニフティライフ、アウトルック、エクストリーム、トレンダーズ、ハウテレ、スポーツフィールド、きずな、Enjin、コンフィデンスI、コラントッテ、アイビスアルファポリス。この他に霞ヶ関キャピタル、ジェイリース、ディアライフも元旧マザーズ(グロース)。

 ほとんどがグロース市場絡みの銘柄だった事に気が付いて驚きましたが、概ねPER10倍前後なので、今は時代が変わったのでしょう。

 

 

保有

 きずな、3Q。進捗イマイチ。3Qだけだと営業利益4.7億、通期はギリギリ下方修正無しで行けるかどうか。死者数の波みたいな影響なので、中期的には無問題だと思う。

 Enjin、3Q、急減速。この会社が再び成長路線に戻れるのかは疑問。配当だけが頼りだが、人も減りすぎでどうなることやら。