小型株投資の日記

株式投資の記録

個人投資家ボロ負け説

 昔、日経が7,000円台の頃があって、アベノミクスがあって、色々あって、コロナあって、色々あって、今や4万円近いわけですけども、実は個人投資家はあんまり儲かってないっていう説があるらしい。

 

 そんなバカことがあってたまるか、と思いまして、一応確認してみました。

 

 財務省の確定申告のデータがまとめてあるサイトから、株式譲渡に関する資料をグラフにしました。

 

 

 青が申告者数、30~60万人くらいで、なんとなく上向きトレンドのように見え、参加者は増加傾向。

 オレンジは還付申告した人数で、増加傾向。これは、昨年以前に累損があって、今年は利益が出たって人かな?

 その一方、緑が納税申告した人数(たぶん、累損が無くて今年も儲かった人)ですが、12~22万人で推移していて、とても緩やかに増加。

 

 ここで、緑の納税申告者の所得は2022年で3.74兆円、それに対してオレンジの還付申告者は0.4兆円となっているので、いわゆる儲けている人たちは、緑の人たちだと考えて良いかなと思う。

 

 この儲かっている人の割合って大事だなと思って、その割合(納税申告者数/申告者数)を求めて、赤で示しました。

 そうすると、2015年に41%ぐらいだったものが、2022年に34%と下落トレンド。

 

 

 これだけ見ると、個人は全然勝てて無いし、ボロ負けじゃねーかw ってなりますが、大事なのは金額なので確定申告された譲渡所得の推移を確認。

 

 

 これは結構な勢いで上向いていて、利益額は大きくなっている。

 

 

 まとめると、参加者は増加傾向だが、勝ち組の人数はあまり増えていない。そして、少数の勝ち組がますます利益を増やしている感じかな。

 そして、全体としてみた時に、負けたーって人の割合は増えているかも知れない。