小型株投資の日記

株式投資の記録

外国人投資家が強気な理由について

 昨年の暮れからの日本株はほとんど一本調子に値上がりしています。その間、日本勢はほとんど売り越していますが、外国人勢は買いまくっています。日本の株式なので、日本勢が最も値上がりすることを理解し、その恩恵を享受すべきと思うのですが、残念ながらそうはなっていません。
 
 それは、日本国民が汗水たらして頑張ったものを外国人においしく持って行かれているようで、面白くないなと感じています。日本勢に儲けてほしいと思っていますが、どうでしょう。
 
 外国勢が強気な理由を考えてみましたが、期待インフレ率が上昇するときに株価が上がることを経験として知っているから、ということだと思います。
 下記の 株式市場の語りびと さんのブログで、米国の期待インフレ率と株価が明示されています。
 
 
 米国では最近にこの経験があったわけですが、日本はずっとデフレ期待になるように日銀によって完全にコントロールされていたため、インフレ期待が高まるときに株価が上昇するという経験はほとんど無かったと言えます。80年前の日本のリフレ政策では、インフレ期待の高まりと通貨安、株価の上昇の相関は確認できますが、かなり昔の話なので一般的には知られていなかったようです。
 
 日本はマクロ経済に弱すぎで、デフレ派が長年主張していたような、金融緩和はインフレ率に効果は無いが、金融緩和するとハイパーインフレになるといった話を真に受けている人も多かったのかも知れません。ついこの間まで、アナリストや経済学者と言う肩書の人たちの大半がそのような主張をしていませんでしたっけ?プロを語るなら、日本を良くするために真面目に考えてほしいものですね。
 
 
 というところで、この辺りの経験の差が、昨今の外国人の強気と、日本勢の売り越しの違いなのかも知れません。