こうしてみると過去20年の良い局面は少なく、GDPデフレーターは1997年頃から一貫してマイナス。2005年-2007年ごろは海外の景気も良く、円安という事もあり外需主導の景気回復と言われた局面で名目GDPも増大していますが、それでもGDPデフレーターが上向いていない。
ということは、今後いつか海外の景気が持ち直したとしても、それだけで日本の景気が良くなりデフレ脱却という事はかなり考えにくいということでしょうか。円高は輸出産業だけでなく、海外と競合する国内産業に悪い影響があり、製造拠点の海外流出につながるので、決して軽視するつもりは無いです。が、国内を何とかしないとどうにもならないと言えそうです。