しかし、BEIが4月の異次元緩和前に戻るのは良く分かりません。マネタリーベース270兆円の大幅緩和は誰にとっても驚くべきだったはずなのに、2か月後にはまるで効果が無くなってしまうとは・・・
今後、ジワジワ効果が出てくる可能性も否定できませんが。
やはり政権が構造改革、緊縮財政路線を明確にしてきたのは問題だと思います。
本当はここでデフレギャップを埋めることを最優先にし、国土強靭化を主体として内需を活性化しますとか、消費増税は廃案にし経済が安定成長するようになってから再検討しますとか、借金問題は名目GDPに対する債務を収束させる、つまり名目GDPの増大こそが最も重要であると主張する必要があった。
しかし、現政権は新自由主義者とリフレ派、国家の財政と家計の区別がつかない財政再建論者の意見が圧倒的に強いようなので、方向転換される可能性は低い。これらの人たちは財政出動など絶対に認めないでしょうからね。
こうなるとBEIが低下している以上、日銀による更なる異次元緩和の可能性も出てくるかもしれません。こうなったら、建設国債の直接引き受けでもやっちゃうとか。デフレ派は発狂しそうですがｗ
足並みをそろえてやれば良いものを、綱引き大好きだよなあ・・・
