最近、低PBR株投資を初めて、気が付いたことがあります。それは、どれもこれも一様にROEが低いということです。
株式区分のスクリーニング例
①低PBR:PBR<0.4、配当利回り>3.5%、株主持分比率>40%、予想PER<15
スクリーニング後に業績がそれなりに安定している株をピックアップ
ROEとPBRには良い相関が見られています。低PBR株はROEが低く、高ROE株はPBRが高い、キャッシュリッチ高配当はその中間という結果になりました。低PBR株もROEを高めることが出来れば、値上がりする余地があると言えそうです。
次にROEとPERの相関を見てみました。
ROEとPERの相関は無いように見えます。ということは、株式は主にPERで評価されると言えそうです。
例えば、ROEは高いが増益できない会社があったとすると、株価は上がりも下がりもせず、ROEは徐々に下がり、PBRも下がり、最後は低PBR株になるのかも知れません。もし、そういう会社があったとすると配当や自社株買いが重要でしょう、もしくは資産の有効活用によりROEを高めるか。
しかし、低PBRと高ROEは全く異なるアプローチですね。どちらが高パフォーマンスなのかも興味深いところではあります。