小型株投資の日記

株式投資の記録

持ち株のROEとPBR、PERの相関を取ってみる

 最近、低PBR株投資を初めて、気が付いたことがあります。それは、どれもこれも一様にROEが低いということです。
 相関を見てみたくなり、持ち株のROEとPBRでグラフを作ってみました。保有株は高ROE株、低PBR株、キャッシュリッチ高配当の3区分で分けています。
 
株式区分のスクリーニング例
①低PBR:PBR<0.4、配当利回り>3.5%、株主持分比率>40%、予想PER<15
②高ROEROE>15%、株主持分比率>40%、予想PER<10、配当利回り>0.8%、今期最高益更新、有利子負債が多すぎない
③キャッシュリッチ高配当:ROE>5%、配当利回り>3.5%、株主持分比率>50%、今期最高益更新、ネットキャッシュと時価総額が同程度
 スクリーニング後に業績がそれなりに安定している株をピックアップ
 
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 ROEとPBRには良い相関が見られています。低PBR株はROEが低く、高ROE株はPBRが高い、キャッシュリッチ高配当はその中間という結果になりました。低PBR株もROEを高めることが出来れば、値上がりする余地があると言えそうです。
 
 次にROEとPERの相関を見てみました。
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 ROEとPERの相関は無いように見えます。ということは、株式は主にPERで評価されると言えそうです。
 
 例えば、ROEは高いが増益できない会社があったとすると、株価は上がりも下がりもせず、ROEは徐々に下がり、PBRも下がり、最後は低PBR株になるのかも知れません。もし、そういう会社があったとすると配当や自社株買いが重要でしょう、もしくは資産の有効活用によりROEを高めるか。
 
 しかし、低PBRと高ROEは全く異なるアプローチですね。どちらが高パフォーマンスなのかも興味深いところではあります。