小型株投資の日記

株式投資の記録

CPI推移

 日本の景気動向が気になり、少し調べています。デフレかどうかは非常に重要なので、CPIの推移から見てみます。
 
 CPIは、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するもの、と定義されています。良くデフレかどうかの判断に使用され、近年はゼロ~マイナスで推移しています。
 
コアCPI:生鮮食品を除いた指数、コアコアCPI:食料とエネルギーを除いた指数
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e9/JPNCPI1971-2011.png
 
 また、消費税込みの数値なので、89年度(0→3%)は1.4%、 97年度(3→5%)は1.5%上乗せされています。
 良く使用されるコアCPIはエネルギー高により、近年は上乗せ傾向です。実際の日本はエネルギー自給率が20%以下と非常に低いので、エネルギー高騰で物価が維持されていると言われても国民や企業は辛いだけ。
 
 実際にデフレかどうかを判断するには、GDPデフレーターも確認する必要があります。GDPデフレーターは名目GDP/実質GDPで、名目GDPはインフレ調整を行ったGDP、実質GDPはインフレ調整を行わないGDPなので、こちらのほうが適しているような。
 GDPデフレーターの対前年同期比は、一貫してマイナスです。
 
 日本はデフレでは無いと主張する人たちは、コアCPIしか見ません。また消費税を毎年2%上げればデフレ脱却!という主張もあります。