小型株投資の日記

株式投資の記録

現状確認

 今回の投機の前に幾つか整理しておきます。

 最近のブレークイーブンインフレ率は1.5%程度ですが、この数値はコアCPIで消費増税の影響も含んでいます。債券の残存は5年弱で、消費税の上乗せ分を例えば0.5%とすると(消費税分は全て価格に転換されるわけではないため、例えば消費税1%につき物価が0.7%上がるとします。また、今後5年以内に5%上がる確率を70%とします。)、1.0%程度のコアCPIになることが期待されていると考えられます。
 
 それに対して7月の消費者物価指数は、コアCPIが0.7%、コアコアCPIが-0.1%となっています。エネルギー価格が上昇しているためコアCPIが少し高いですが、重視すべきコアコアCPIはマイナスのまま。このため日銀が目標としデフレ脱却の目安となるインフレ率2%には遠く及ばない状況です。
 また、期待されるコアCPIが1.0%で、現状が0.7%と考えると金融緩和の効果は概ね織り込まれたのかも知れません。
 
 このため現在は、「デフレ下で今後もデフレ脱却は無理な状態」です。
 
 デフレ脱却が重要と言ってきた安倍首相やブレーンのリフレ派の人たちなら、現状は理解していて消費税はヤバいということは認識していると思います。確か去年、安倍候補はデフレ下では消費増税しないと言っていたと記憶しています。・・・ならば、増税回避の可能性も残されているのではないかと思います。
 
 
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