Jeepの8月の販売台数が前年比+49%だったので、そこそこの規模でウイルプラスに買い向かいましたが、膨大な売り物が出て撃沈しました。各指数が爆上げの中、主力事業の売り上げが50%増で暴落という笑えない状況です。しかもPER9倍以下で、これですよ。
マクロ売りもかなりあり、業者もしくは業者を使っている人の投げっぽいです。
そういえば、グランディーズで似たようなことが過去にあって、業績に全く問題ないのに下げていたので仕込みを開始したところ、膨大な量の売り物が出て、対抗できずに売られ負けました。
よくよく調べてみると、発行済み株数の15%を保有していた某主要株主さんが売りに回っており、出来高の8割くらいがその人でした。かなりの売り崩しであった上に、半年くらい続いて、株価は延々と低迷しました。
ちなみに、その方は同時期にアジア開発キャピタルを買っていました。アジア開発の現在の株価は7円、当時も10円か20円だったと思います。まあ、理解に苦しむ行動とは思いましたけど、今でも良く分かりませんね。
このようなケースだと、株価はランダムウォークとは程遠い動きになりますので。市場は効率的とは言えないですね。チャンスではありますが、ホルダーだと気分が悪い。
本題のウイルプラスですが、問題が無いか点検してみました。まず、半年ごとの売り上げと利益と減価償却費を並べました。
近年も売り上げは順調に伸びていますが、営業利益率が低下傾向で、増益できていません。その原因の一つに、減価償却費の増加があります。特に前期は減価償却費が急増して、出店もあったため、利益率がかなり悪かった。出店があるから減価償却費が増加したとも言えますか。
減価償却費で大きいのは、やはりデモカーと考えられます。ウイルプラスの固定資産では建物と車が大きいですが、建物は鉄筋コンクリートだと47年の定額で1年間で2.2%の減価償却ですが、車は6年の定率なので初年度は33%と桁違いです。
ということで、利益はデモカーと出店費用にかなり左右されていますが、四季報には「前期出店で増えた人件費、デモカー比は例年並みに抑制」と書かれています。経営陣も増やしすぎを認識していると思います。
また、店舗数とjeepなどの推移を見る限り上半期の増収率は30%を超えそうで、上振れ着地になりそうです。売り上げが増加して、出店費用と減価償却費が抑えられれば、それなりの業績になると思います。
ネガティブな情報としては、数万か数十万株か分かりませんけど、投げたい人がいるようだという事と、消費増税は間違いなく悪影響を及ぼしますが、その程度はまだ分からない事です。
なお、これは個人的な予想ですので、当てにしないでください。