小型株投資の日記

株式投資の記録

ぼくらの日本 を読んでみました

 三橋 貴明さんの ぼくらの日本を読んでみました。日本の成長を信じている人、成長を信じたい人のために書かれた本ということです。
 
印象の残った記述
・デフレ下で怖いのは物価の下落ではなく、所得の減少である
・国民同士で足の引っ張り合いは止めて、成長に向けて足を踏み出そう
公共投資は将来の成長の為にお金を使うことである
 
 私も政治・経済にあまり関心が無かったつい最近までは、朝日新聞とか日本経済新聞などのマスコミのいう事を鵜呑みにしていたので、公共事業反対だったしTPPも参加でいいのかと思っていました。しかし、様々な意見を聞き、日本について真剣に考えるとデフレ・震災対策の為に公共事業は進めるべきだし、TPPは反対ってことになりますね。
 TPPは既にかなりの円高で製造業が海外流出している上に、関税2.5%と引き換えにさらに円高進めますかって話になりますから。誰がどう見ても円高是正(=デフレ脱却)が優先だろうと。
 
 
 みんなの~などの政党によっては日銀のケツを叩きながら緊縮財政やって、デフレ脱却と財政再建を両立するとか言ってるけど、金融政策と財政政策が噛み合って無いと、どうにもならないんじゃないか。とりあえず、15年以上もの泥沼にはまっているデフレを甘く見ないで、デフレ圧力を高めることは一切やらない方が良いと思います。
 
 しかし、マクロ経済って政治色が強い、政策は政治で決まるから当たり前なのでしょうけれど。政治ブログなども株式投資とは比べられないくらい熱い。三橋さんも保守派ってやつみたいなので、自虐的な日本人が ぼくらの日本 を読むと保守色が強いとか右寄りに感じてしまうかも知れません、言っていることは真っ当ですが。
 
 
 政治・経済にあまり興味無いけど日本の成長を信じたいって人には "コレキヨの恋文"という本がおススメです。これは小説なので面白いし、日本人なら読んでおいた方が良いレベルかも知れません。
 
 "小型成長株なら日本が成長しなくても儲けられるから、デフレ脱却できなくても良い"という考えもあるかもしれませんが、"日本は成長し株でも儲ける"ほうが100倍良いでしょう?