小型株投資の日記

株式投資の記録

住宅着工戸数推移

 14年4月に8%、15年10月に10%へ引き上げる内容の消費増税法が成立しました。これでまた、失われた30年に向けて着々とデフレ路線を進んでいるという事かな。
 
 それは置いておいて、増税後は景気に悪影響があると思うので、過去の住宅着工戸数推移を確認してみました。投資先のファースト住建は分譲の一戸建が主力なので、特に注目しています。
 
 
 その結果は下記になりました。青は着工総数で左軸、赤と緑は右軸です。また、図中に経済イベントっぽいのを矢印で示しています。
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引用元
 
 1989年に消費税を導入した時は、バブル期だったためかほとんど影響は見えません。不況が長期化していた1997年に5%へ増税した時は、2年で20-30%の減少で非常に大きな影響だったようです。ただし、この時は緊縮財政を行った影響が大きく証券会社や銀行も破綻していたため、消費税の影響だけで20-30%もあったわけではありません。実際には半分以下、8-12%程度という話もあります。
 それにしてもリーマンショック時の着工数は一年で20-30%の減少、マンションに至っては-58%だったので、かなり強烈だったんですね。
 
 取りあえず、今回の消費増税は2%+3%なので、住宅着工数で10-20%は減少すると考えておきます。
 
 それで、ファースト住建ですが、分譲一戸建は比較的安定している事、リーマンショック時でも一応黒字だったこと、不動産ではずば抜けて財務が良いこと、増税は事前に分かっているのである程度対処なこと、などを考慮するとそれほど悲観的になる必要は無いと考えます。ポジションは減らす可能性はありますが。