日経の記事より
「投資助言会社イボットソン・アソシエイツ・ジャパンが米国で調べたところ、1972年以降の長期の総合収益のうち米株式では値上がり益の寄与が6割強、配当が3割強だった」
米国では株式リターンのうち1/3が配当によるものという事です。で、日本株はどうなのかを調べようと思い、TOPIX配当有り無しで比べてみました。東証のHPで調べたのですが、比較データがよりによって1989年末以降のデータしか無かったです。
22年間のパフォーマンスを比較すると、配当無しが-74.7%、配当有が-67.7%。1989年末に投資を100%したとすると、配当有は32.3%になり、配当無しは25.3%になります。良いようにとらえると、配当有にすることで27.8%のアウトパフォーム。
配当を再投資した方が大分マシになります。特に近年は配当利回りが高まっているので、今後はさらにマシになっていくことでしょう。
しかし、こんなに下がり続けているのに誰も文句も言わないとは、日本人って辛い状況に耐えるのが好きなんでしょうか。