相続税の計算の仕方が、なんとなく分かったところで、国税庁の課税データで気になった所をグラフにして見ます。
まず、近年の相続税の課税価格と税額の推移。
課税対象金額は、2013年の12兆円から2018年には16兆円に増大。
税収は2013年の2.0兆円から、2018年には2.8兆円と急激なペースで増加してます。お金持ちのお年寄りが増えているのでしょうね。
次に課税価格階級別の実質的な税率(納付税額÷課税価格)
相続税は配偶者ありだと無しの半分になりますが、それらも混ざっているデータと思います。それを考慮して、一応それなりの数字にはなっています。70億円~で税率が下がっているのは、n数がかなり少ないため配偶者ありが多いためと思われます。
続いて、課税価格階級別の被相続人の数です。
相続税課税対象者は約15万人。
これだけだと分かり難いので、平成30年の死亡者数が1,362,470人となってますので、課税価格ピラミッドを作るとこうなりました。
これを見ると、5億もあればもう十分じゃないかとも思えます。そんなに上を目指してどうするよ?ってね。
いや、しかし株式投資とは過去の自分との戦い・・・なんでしたっけ?
俺は昨日よりも強くなるぜ。まあ、若い人はそれで良いでしょうけど、40代ともなれば、どっちかというと日々劣化していないかと心配になりますが。頭とか。。。
なお、10億円以上は、948人で0.07%となっていました。100億越えは13人で0.001%、10万人に一人。
それと相続する財産の内訳、細かいのは省略してます。
大きいところでは土地が35%、現金が32.3%、有価証券16%。宅地は評価額減の特例もあるので、実際にはもっと大きい割合いを占めるかも知れません。
上場株式は区分されていないため分かりませんが、同上以外の株式及び出資(7.0%)の一部かな?どちらにしてもあまりメジャーなものでは無さそうです。
日本人の主な資産は土地と現金と考えて良さそうです。
引用:国税庁統計情報|国税庁 (nta.go.jp) の相続税 平成30年