BEIの見方について、なるほどと思った資料がこちらです。
今年に入ってからBEIは順調に上昇しているように見えますが、各期間のBEIを見てみると、短期ではインフレ圧力が高まるが、中長期ではデフレ期待が台頭しているという物です。BEIって5年物がメインかと思いましたが、期間を区切って分析するという方法もあるのですね。
この資料からマーケットは短期的にインフレ率は上がるがその先は真っ暗と考えているということが分かりますが、私の考えも同じです。今年に入ってからの株式市場の反応を見ていると、中長期のデフレ期待を反映して軟調になっていると考えると、納得できます。
今のところ、あと10年はデフレが続くという事で、このまま行くと失われたーは30年以上になります。ある意味凄い、良く国が混乱しないなと感心します。しかし、「このご時世、仕事があるだけでもありがたい・・・」のような、景気の悪い話をあと10年以上も聞かされるのかと思うと、寒気がします。
良い面を考えると、正しい政策を持った政権が出現すれば、株価が上がる余地は残されている、という事でしょうね。リフレ相場の再来・・・
