先日の
GDPギャップの補足です。近年はデフレ予想が定着しつつあるので、
GDPギャップを埋めてもインフレになり難いと推測されることを示すグラフです。
1991年から95年までは
GDPギャップがマイナスであっても消費者物価はプラス圏であったが、2001年以降は
GDPギャップが0になっても消費者物価がマイナス圏になっていることが読み取れます。
というところで、デフレ予想が定着した最近は
GDPギャップを埋めるような海外バブルが発生したり、もしくは
財政出動を行ったとしても、インフレ期待が生じない限りデフレからの脱却は困難でしょう。