小型株投資の日記

株式投資の記録

IFRS JTのケース

 国際会計基準IFRS)の任意適用が始まっています。一番有名なのはJTだと思いますので、どのような変化があるか利益面について確認してみます。なお、上場企業はそのうち適用されることになっています。
 
 営業利益を比較してみます。
日本基準 3,747億円
IFRS     4,592億円
 
 営業利益で差が発生している主な項目
営業外・特別損益からの組替 -147
固定資産関係(償却費等)     19
退職給付関係           121
のれん償却停止          828
 
 純利益を比較してみます。
日本基準(当期純利益)         2,274億円
IFRS(親会社所有者帰属当期利益) 3,209億円
 
 こうしてみると利益面については、のれんの償却停止のインパクトが非常に大きくなることが分かります。純利益の差が大きいのでPERやROEが別物になってしまいます。
 
 のれんを償却したくない会社は早期適用に積極的かも知れません。DeNAも早期適用するみたいですが、のれんはそこそこありますね。
 
 
 保有株のプロシップの主力商品がIFRSに関連したシステムなので、適用時期にはそこそこ興味を持っているのですが、東証のHPを見る限りもう少し時間がかかるかなという感じ。・・・とりあえずプロシップは配当株なので、すばらしい業績である必要は無いと。
 
 
IFRS早期適用(予定)企業 東証
IFRSに詳しそうなHP↓