小型株投資の日記

株式投資の記録

ジュニアNISAのパフォーマンス

 そう言えば、ジュニアNISAは廃止になるのでした。

 が、それは置いておいて、各年のパフォーマンスがどうなっているのかを調べてみました。

 

 パフォーマンスは表記されていませんでしたので、以下の式で計算しました。*現金は残高に入っていないため、この式であっていると思います。

(各年12月残高+期中売却額+配当)/(前年12月残高+期中買付額)-1

 

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ジュニアNISAパフォーマンス

  ちょっと驚いたのですが、株式は安定してプラスのリターンをもたらしています。日経やTOPIXが強い年は及びませんが、ボコボコだった2018年もプラス・・・

 熟練者が多いとも考えられますが、その割に残高が伸びていないんですよね。

 

株式の累計買付額と残高を比較しました。

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 これを見ると、毎年リターンがプラスだった割に累計買付額に対して残高が伸びていません。

 

 これは何故かと言うと単に売却額が多く、毎年の買付額の半分くらいが売却額になっています。下図に株式の買付額と売却額を示します。

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 ということは、IPOなどで回転させている人が多いのかも知れませんね。

 

 ジュニアNISAは18歳まで払い出し制限があるので、超長期投資が主体かと思いきや意外と1年以内の売買も多いようです。

 売買を繰り返す手法だと非課税口座の残高が積み上がらないし、非課税枠の有効活用も出来ず勿体無いなと思うのですが。80万円を100万円で売ったとしても、わずか4万円の節税にしかならないですから。

 

 最終的には、資産残高をどう伸ばすかが最も重要ですので、残高の増大があまり重要視されていない現状は、逆にチャンスとなりそうです。

 

 

 NISA口座も似たような資料はありますが、おそらくジュニアNISAよりも売買は活発でしょうね。

 

 

 しっかし、最近のマザーズと言うか小型株の弱さは尋常じゃない・・・。大型株のバカ上がりとは対照的で、やれやれです。ここらで反転してもらいたい。