小型株投資の日記

株式投資の記録

とてつもない日本

 麻生太郎の「とてつもない日本」を読んでいます。
 
 麻生太郎氏のことをかなり誤解していたみたいです。
 麻生氏は財政出動による景気対策を重視し金融政策はあまり重視しない(もしくは量的緩和無効論者)、また竹中平蔵犬猿の仲と聞きますので、新自由主義に反対しケインズ政策を支持している積極財政派の人だと思っていました。
 
 しかし、「とてつもない日本」で提言されている政策では、仕事の付加価値は個人差があるため格差があるのは当然、 格差があっても移民がどんどん来るような国(米国)は魅力的。規制緩和によって低所得者も増えたが仕事があるだけましだ。日本が元気になるためには既得権益の打破が必要で、公務員数は削減、地方交付税は縮小もしくは廃止して地方は地方の自己責任で頑張るべき(道州制の主張に近い)などの論調が目立っています。
 
 これらは、ほとんどみんなの党の主張と同じです。つまり、新自由主義構造改革路線。道州制が目指すのは通貨は一緒で財政は別、例を上げればユーロ圏なので、ギリシャのような地方が出てきたときに緊縮財政を強要し過疎のスパイラルになりそうだ。
 
 現在の安倍政権の流れは止まるとは思えません。。。やはり上位1%を目指し、それを維持し利益を確保していくしかありません。もちろん、自己責任で上位1%w