『我々の意図しないぐらいに78~79円だっ たのが、いきなり90円になった』
『日銀法を改正する必要は無い』
『2%の物価安定目標について、「2年で簡単にいくかなと正直思わないではない」』
時々ですが、マーケットに冷水を浴びせてきます。この人はやっぱりリフレ派が嫌いで、量的緩和無効論に近い考えが残っているのかもしれません。ブレーキの役割とか財務省に気を使って調整された発言なのかも知れませんが、アベノミクス第2の矢担当なので、もっと前向きにやって欲しいなとは思います。
日銀短観では、円安とインフレ予想が上昇しているのにも関わらず2013年度の企業の設備投資計画はマイナスという残念な結果。第3の矢は本来は民間が投資を増やす、という事なので今のところ全然ダメ。
そして、西田昌司さんの発言で「安倍さんは元々TPP賛成だった」というものがあったので、安倍首相は新自由主義者だと考えて良いのではないかと思います。保守派の人たちにとっては禁句なのかも知れませんが。とりあえず安倍首相の周辺から出てくる第3の矢は構造改革路線でデフレ圧力を高める政策しか出てこないかも知れません。