①配当利回りが、マーケット平均よりそれなりに高いこと
高配当株投資であるので、現時点で配当利回りが高いことが条件になります。今の自分の感覚では、ジャスダックで4%以上です。("良い成長企業に投資していたとして、現在の配当は少ないが将来沢山もらえるはずなので、配当狙いの投資だ"と主張する事も可能かも知れませんが、それは不確実性が増すし分かりにくいので)
②増配してくれること
当然、受取配当金の増額を意味します。長期的に増益基調であり、5%/年以上は欲しいところ。
③配当の再投資
直接的に、受取配当の増額になります。特に株価が低迷している時に効果が高くなるというメリットがあります。米国の例では株式リターンのうち1/3は配当からもたらさせると言うことなので、例えば配当利回り4%、値上がり益(⇒増配率)8%という株式をイメージすると、年間(増配)リターンが8%と12%では長期的に大幅な差が発生してしまいます。
このため、配当なり資産なりの増大を目指す投資家なら、再投資しないという選択肢は存在しません。
④減配は絶対に避ける
配当狙いの投資のすべてに悪影響(受取配当の減額、再投資効果の減少、配当利回りの低下)を及ぼすため、絶対!に避けたい。業績に問題ないか、キャッシュに余裕があるかなどを確認。
これらを満たせば、良い結果が得られると思います。こうして見るとグロース系の変形のような感じもしますが、値下がりに対して配当再投資による直接的なサポートがあるので、グロース系よりはマイルドでしょうか。
また、配当は全て再投資することが前提なので、結果的に”成功=受け取る配当金or予想配当の増額=資産の増大”ということになります。