「我々が寝返りを検討していたエリッツだが・・・」
「父上、エリッツ軍が唐突に進撃を開始しました!」
「なんだと!我々の情報網には何もかかっておらん。理由は良く分からんが、、、どこかの大名クラスが参戦したのか、それとも軍師が武将たちに進言したのか?」
「軍師って?」
「そうだな、軍師は様々な大名にアドバイスをしている人たちだな。大名は自分の軍勢を持っているが、軍師は軍勢を持っていない。大怪我することは無いから、大名よりは気楽な商売だ」
「ほかにも他人の軍勢を預かって、戦に参戦している人たちもいるな。彼らはとにかく巨大で、言ってみれば近衛大将とか大臣クラスだ。彼らが味方につけば、とても心強い」
「エリッツ軍は敵兵をほぼ全滅させたようだ」
「おー、これ以上進めないの?」
「ああ、ここが虎口(こぐち)だ。」
「敵兵が少ないからと油断してはいけない。虎口はたいてい枡形になっているから、強烈な反撃で味方が全滅することも良くある」
「エリッツは虎口2連戦の後、沈んだな」
あー、くだらないことやって、売りそびれた。