資金循環統計の各主体の上場株式のパフォーマンスを比較してみました。
2019年12月末を100%とし、四半期データを用いて、当四半期の調整/(前四半期のストック+当四半期のフロー)で計算しました。
成績上位は、株式投信、公的年金、海外が+7%程度のプラス。
それに続いて、非金融法人が+4.2%、家計が+2.7%。
残念なグループは、預金取扱機関、保険・年金基金でマイナス。
預金取扱機関(銀行など)と保険・年金基金は、いつも成績が良くないので、いつも通りと言えます。銀行に行って「投資したいんですけどー」、なんて言ってはいけませんよ?
家計は比較的パフォーマンスが良いのですが、冴えませんでした。やはり、個人の保有株が中小型株が多い傾向にあることが関係していそうです。
日経平均が+16%と突出していることを考えても、2020年はかなり特異な相場でした。